脂肪肝になると現れてくる症状とは?

脂肪肝(しぼうかん)は、肝臓に脂肪がついてしまった状態のことで、内臓の病気の1つです。

 

肝臓に脂肪がつくというのは、肝臓周りに脂肪がたっぷり付いているというのではなく、肝臓の1つ1つの細胞の内部に脂肪が過剰に蓄積(肝細胞の30%以上が脂肪)している状態のことを表しています。

 

・自覚症状はない!

肝臓が脂肪肝になるというのは、実は病気のリスクが非常に高くなることを意味しています。
にも関わらず、例え脂肪肝になったとしても、本人に自覚症状はありません。

 

肝臓が沈黙の臓器と呼ばれる所以でもありますが、異常が明らかでも症状が出ないのです。

 

肝臓の病気はサイレントキラーと呼ばれますが、これといった自覚症状が無いまま病気が刻々と進行していたとしたら、これ以上ないくらい怖いですよね。だからこそ、健康診断は必ず受けなければいけませんし、出た結果は真剣に受け止めなければいけないのです。

 

・どうして症状がないのか?

身体に不調があれば、なんらかの症状が出るのが普通ですよね。

 

大したことが無くても頭痛がしたり、お腹が痛くなったりするものなのに、どうして肝臓は症状が出にくいのでしょうか。

 

実はそこには深い理由があり、一つは肝臓の強い再生能力が関係しています。

 

肝臓は、非常に多くの役割を担っている重要な臓器なので、肝細胞がダメージを受けてもすぐに修復機能が働くように出来ています。

 

ダメージを受ければ他の細胞がカバーに入りますし、約3000億個の肝細胞があり、万が一50%がダメージを受けても、肝臓は機能するように出来ていると言われています。

 

これは素晴らしい再生能力なのですが、このために自覚症状が現れにくく、現れた時にはすでに進行が深刻な状況になっていることになります。

 

また、肝臓には痛覚がありませんから、受けたダメージの大きさを感じられません。肝臓が痛いような場合は、肝臓を覆っている腹膜の神経から痛みが出ていることになるので、かなり症状が重い状態なのです。

 

・見逃したくない肝臓からのサイン

肝臓の状態を知るには、定期的な健康診断が一番です。

 

日常生活の中で肝臓からのサインを受け止めるなら、まず「疲れやすい」という当たり前のような症状から注意してみましょう。

 

脂肪肝になると血液がドロドロになり、細胞に酸素が届きにくくなります。
そうすると疲労感が現れやすくなるのです。

 

また、「肩こり」も症状として現れやすくなります。他にも脂肪肝の症状が続くと頭がぼーっとしたり、集中力が無くなったり、イライラしたりといった症状が起きるとも言われています。

 

これらはすべて血流障害が原因です。