肝臓病はどのように進行していってしまうのか?

肝臓病は、何もせずに放置していていつの間にか治ってしまうような病気ではありません。

 

切り傷のように時間が経てば治ってくれるなら良かったのですが、残念ながら専門の治療無くして自然に治るようなことはないのです。生活改善をしたら治るレベルであれば可能ですが、それは病気になってしまう前に努力をして正常な状態に戻せた場合です。

 

だからこそ早期に自分の肝臓の不調を知り、きちんと自分で改善をすることが大切なのです。

 

・最終的には肝がんに

肝臓病の最終的な状態は、肝がんです。

 

ここに進行しないように食い止めることが重要で、肝臓に負担がかかっていることが分かった段階ですぐに改善の対処をすることが肝心です。

 

健康診断で数値に異常が出るようなら、きちんと病院へ行って検査し、改善の指示を受けましょう。治せる段階であれば治せる段階で見つかったことに感謝して努力すべきです。

 

そのまま放置すれば、肝臓病の最終的な段階へと進行する恐れがあります。

 

・肝臓病の進行レベル

肝臓病は、最初は肝炎から症状が始まります。
肝炎が慢性化した場合、放置すると肝臓の「線維化」が始まります。

 

線維化してしまった肝細胞は二度と働く事が出来なくなり、進行すると約25年から30年で、50%程度のケースで肝硬変となり、さらに10年以内には80%のケースで肝がんとなることが統計上分かっています。

 

健康な肝臓から軽度の慢性肝炎という状態になり、この段階で気付くことが出来れば比較的簡単に治癒することも可能です。

 

このレベルは「F1」と言われるレベルです。
F1の段階で適切に処置が出来なかった場合、「F2」「F3」のレベルに進行して行きます。

 

F2は中程度、F3は重度で、慢性肝炎のレベルとしてはF3が最終段階です。

 

F3レベルを過ぎると「F4」の肝硬変に病変します。
F4は治療しなければ10年以内に肝がんに進行すると言われており、適切な専門治療が必要です。

 

・肝臓病の合併症

肝臓病で怖いのはあらゆる合併症です。

 

肝臓はその役割の多さから、体内のさまざまな器官と密接に関係しています。つまり、肝臓病が進行するということは、他の臓器にも病気が引き起こされるリスクが高いということ。

 

特に肝機能の低下は血液の質を低下させるため、糖尿病や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、腎不全などの危険な病気が起こる場合もあります。

 

特に腎臓は肝臓と症状が相乗的に悪化することが非常に多いので、共に健康状態を維持することはとても重要です。