肝臓病の人は注意!

脂肪肝はまだ病気ではなく手前の段階ですが、すでに慢性肝炎や肝硬変などを発症している人の場合は、一般的な改善策では危険なことを知っておきましょう。

 

「肝臓に良い」などという宣伝文句に飛びついても、真逆の状態になってしまう危険性があります。病気はきちんと主治医の元で治療しましょう。

 

・鉄分は危険

肝臓の機能が著しく低下している人の場合、鉄分を控えることで機能改善が見られるという治療報告が近年多数あります。

 

肝臓には鉄を溜める機能がありますが、疾患によってコントロールを失うと過剰な鉄分を溜め込んでしまうために、病状が悪化することがわかり、現在は摂取の制限が指導されています。

 

肝臓で鉄分が過剰になると活性酸素が大量に発生し、細胞や核酸を攻撃するため、急激に肝機能障害が悪化します。

 

一般的に肝臓に良いと言われているしじみやレバーなどの食品には大量の鉄分が含まれるために、肝臓に良いと思い込んで食べることで逆に病状を悪化させてしまうケースがあるのです。

 

・昔の常識は危険

大昔は、肝臓の病気には高タンパクで高カロリーの食事が良いなどという間違った認識がありました。現在は脂肪肝を悪化させる原因になり、糖尿病など他の生活習慣病にも影響があるため、そんな指導はされていません。

 

しじみやほうれん草やレバーなども、肝臓が元気な人や、病気ではなく予防のために気を付けたい人ならいいですが、肝臓が悪い人には危険な食品です。

 

まずは健康診断でちゃんと状態を診断してもらうことが必要です。

 

・極度のダイエットも危険

健康な人でもダイエットで脂肪肝の状態になってしまうケースがあります。

 

健康な人でも肝臓の中には3%程度の中性脂肪があるのが正常なのですが、極端に食事を制限すると身体が筋肉の中のたんぱく質を使い始めてしまいます。

 

肝臓の中の中性脂肪は、たんぱく質と一緒でないと使えません。

 

体内にたんぱく質が不足してしまうと、肝臓には使えない中性脂肪だけが取り残されて、脂肪肝になってしまうのです。思い込みで、過激な食事制限などはしないことが重要です。