タウリン不足と神経

タウリンは筋肉の中に存在する物質で、肉体や臓器を正常に動かすための存在ですよね。

 

でも、実はタウリンが交感神経を抑制することで、自律神経の不調緩和とも関係が指摘されているのでまとめておきましょう。

 

・交感神経の抑制

脳が攻撃的な方のスイッチを入れる時に使うのが交感神経です。
反対に、休む時にスイッチを入れる時には副交感神経を使いますよね。

 

交感神経が優位になると、心臓をフル稼働して血液量を増やし、筋肉がいつでも動かせるようにスタンバイするわけですが、これが過剰になると強い興奮状態になり、イライラしたり衝動的になったりする弊害が起こります。

 

こうした交感神経の暴走を抑制するはたらきがあるのがタウリンで、脈を落ち着けたり、血圧を下げさせたり、身体を落ち着かせる方向へ向かわせるので、交感神経と副交感神経のバランスがうまく取れるようになると言われています。

 

・集中力への関与

交感神経が過剰に興奮していると、脳も身体も暴走して落ち着きが無くなったり、不安な感情が急に増強されたりといった精神不安定に陥る場合があります。

 

また、反対に交感神経を無理に抑制する物質が大量に入って来ると、まったくやる気が無くなり、気持ちが塞ぐという弊害が起こります。タウリンは、交感神経と副交感神経のバランスを取るのに必要な物質とされ、交感神経の適度な抑制に効果があると考えられています。

 

アスリートなどが過剰な闘争心で集中力を欠いてしまうような時には、タウリンの摂取で過剰な部分にだけセーブをかけ、集中力を保ったまま平常心をキープするという難しいバランスを取る必要があります。

 

・脳への関与

タウリンが直接脳に届くという研究結果はありませんが、タウリンを摂取することで神経伝達物質であるアセチルコリンの増加が見られることはわかっています。

 

アセチルコリンは痴呆症の予防にも可能性が期待されている物質で、実際にアルツハイマー型の脳疾患の患者にはタウリン濃度が低下していることがわかっています。