タウリン不足と肝臓病

タウリンは肝臓のはたらきをサポートしてくれる物質であることはわかっていますが、反対に、不足すると肝臓の機能が低下してしまうリスクにもつながります。

 

特にアルコールをよく飲む人や、コレステロールの高い食事を取る人には欠かせない物質です。タウリンととても関係の深い肝臓との関係について詳しく調べてみましょう。

 

・アルコール分解について

ラットの実験では、タウリンを投与したラットとしていないラットにアルコールを摂取させ、2時間後の血中アルコールの濃度を測定すると、明らかにタウリン投与の個体のほうが分解速度が早いという結果を得ています。

 

アルコールは肝臓で分解解毒されますが、この大きな負担をタウリンが助けることで、肝臓の負担を減らす効果が得られます。反対に、タウリンが体内に不足していると、肝臓の機能が低下し、充分な解毒が出来ません。

 

また、疲れ果てた肝臓は、さまざまな病気を発症する引き金にもなりかねません。常にタウリンを大量消費するような生活を送っている人は、体内のタウリン量に意識を持つべきなのです。

 

・コレステロールの排泄について

肝臓が分泌する胆汁酸は、余分なコレステロールと結びついて体外へ排泄する大事な役割を持っています。この胆汁の分泌を促進させるのもタウリンの役目で、タウリンは間接的にコレステロール値のコントロールにも関わっています。

 

お酒を飲まないのに肥満体質だという人は、コレステロール値の高い食事ばかりを偏って食べている疑いがあります。肝臓の負担を大きくするのは何もお酒だけとは限りませんので、バランスの悪い食生活をしている人は、タウリンを大量消費して肝臓病のリスクを高めている危険性があります。

 

・肝細胞の保護について

肝臓の細胞にダメージを与える過酸化脂質は、多かれ少なかれ体内の活性酵素によって生まれてしまいます。タウリンはこの活性酵素を除去するはたらきがあるので、細胞が多大なダメージを受ける前に守ってくれます。

 

反対に、タウリンが不足すると肝細胞が障害を起こし、危険な状態になってしまいます。